YOU ARE HERE
夜空に浮かんだ十字架
冷たい風が吹いていた
帰り道はいつも短い
あの日手を振って別れた
きみのことを考える
いつまで経っても家に着かない
遠くから口笛の音
思い出せない歌
鏡に映った姿が
笑いながら問いかける
静けさの中に叫びは消える
あの日手を取って歩いた
きみに伝えた言葉に
いつまで経っても返事が無くても
きみがいた街へ行くたび
きみに会えると思っていた
YOU ARE HERE
SO I'M HERE
YOU AND ME AND YOU
シェルターから愛を込めて
シェルターから愛を込めて
手紙を書いているとこ
やっぱり悩んでることがたくさんありますか
助けてなんてNO 悪いけれどもNO
こちらも未だに嵐の日々です
シェルターには食べ物や空気が充分あるけど
やっぱりあなたがいないのは寂しいものですね
頑張れなんてNO 頑張ってるからNO
こちらも未だに嵐の日々です
in the shelter think it about you.
in the shelter think it about you.
like intense elevators rise and fall.
こちらもまだまだ嵐の日々です
in the shelter think it about love.
in the shelter think it about love.
in the shelter think it about you.
in the shelter think it about you.
like intense elevators rise and fall.
こちらもまだまだ嵐の日々です
優しい人はそばにいますか
泣いたりしていませんか
やっぱりあなたが心配で仕方ないんです
1人だなんてNO そんなの絶対NO
いつになったら嵐は止むのでしょう
こちらも未だに嵐の日々です
シェルターから愛を込めて
■
見たこともない風景の中に見覚えのあるきみがいて
知らない歌を歌いながら知ってる素振りで歩いてくる
むかしテレビで見た外国の白い建物がある街並みを歩きながら
きみは何か見せたいものがあるかのように手招きしてる
僕はどうしたことか斜めにしか歩けなくて
固い壁にぶつかってしまい座り込む
するときみは笑いながら真っ赤なりんごを差し出してくる
りんごは「食べちゃだめだ」と震えながら僕に言う
もう僕の知っているきみじゃないのかもしれない
太陽が真上にやってきた お腹が空いてくる どうしよう
鐘が鳴る 鐘楼の上で白髪まじりの神父が嘘くさい顔で笑ってる
りんごはいつの間にか年老いて茶色くなっていた
絵画の天使たちがラッパを吹きながら行進してくる
まるできみを讃えている 不思議だな
路傍の雑草からねずみが顔を出し僕に逃げ道を教えてくれたが
たぶん僕の知っているきみじゃないのだろう
なのにあの時の甘い香りがする ほんとに不思議
パラグライダーに乗った兵士たちがたくさんの矢をばらまく
驚いたきみは 少女のような顔つきで僕を見る
その顔は僕の知っているきみだ
短針と長針がぴったり重なって やっと出会えた