heron

忘れてしまうから書いているのではなくて覚えていたいから書いている

くるり-Remember me / Quruli-Remember me 日記。僕というやつは僕にとって一番厄介な存在だと思う。それが大半占めている。雨の中で唄うことより、曇り空の下で唄うことの方が難しいかもしれない。鍵はあるけど扉がない。でもどっかにはあるはずさ。あの人…

心の一番きれいなところ

永遠の光 田辺マモルとラボ・リボルバー 日記。僕は雨が好きだ。あとラブソングが好きだ。だけどいつも雨が降っていては嫌だし、ラブソングばっかり聴いているのも退屈だ。むかし友達と行ったバーでの出来事を思い出した。お客さんは僕たちの他に上品なおば…

草原にて君を待つ

さいげんなくざんござんごと雨がふるまっくらな空からざんござんごとおしよせてくるぼくは傘もないしお金もない雨にまけまいとしてがちんがちんとあるいたお金をつかうことはにぎやかだからすきだものをたべることはにぎやかだからすきだぼくは にぎやかなこ…

flower in the rain

急な土砂降りのときに一人でいるのは物悲しい。僕は左手で本のページをめくりながらビールの空き缶に雨粒溜めて飲んでるよ。すると、自分自身の記憶がまるで自分のものでないような気がしてくる。僕にとっての一番の他人が僕になる。そのとき開いていたペー…

ヘヴン

きみが思うならそうだよきっとそうだよそこに間違いなんて無いんだよ僕は今も考えてるずっと考えてわかったことなんて大して無いんだヘヴンはいらない ヘヴンはいらない出来るならきみと どっかへ行きたい死んでなんかいないのに きみと話すと僕は生き返る気…

she see sea

Yuki Murata - 色あせない思い出 浜辺で横になって見てみると海も空もそう大して変わらないのだと思った。僕は何度も沖に舟を出す想像をしていた。一番お気に入りの服を着て、大きな傘を差して舟に乗っている僕にはきっと悩みなんか何もないだろう。飴のよう…

ナイフを捨てたのに

じっとしてるのが辛かった。夕暮れ、太陽から逃れるようにして海へ向かった。浜辺では子供たちが花火をしていた。海上には大きな客船が停泊していた。波は猛々しく打ち寄せ、なんだか怒られているみたいだった。車に積みっぱなしだったギターを持ち出してき…

朝から降る雨は夜には止むものだと思っていた。毎晩モヤモヤした心の内を書きだそうと試みるが、僕には言葉がない。閉め忘れた蛇口の前で空のコップを持って突っ立っている。話しかける相手もいない。それは僕もいないような気がする。少々疲れてしまった。…

七に二をたしゃ九になるが

dip - 13 Kaidan Heno Kouya 13階段への荒野を抜けて独裁者の野心を撃ちおとせ破裂した心臓に魅かれても僕を走らせるのはスピードなんかじゃなくて痛みだけが新しい世界を映しだすだろう待つように遅れたい 「13階段への荒野」dip SCANCH "13階の女" 彼女…

球婚

一日もはやく私は結婚したいのです 結婚さえすれば 私は人一倍生きていたくなるでしょう「求婚の広告」山之口獏 まるでティーンエイジャーのように恋に恋する日々の中。あわただしく過ぎる日々の泡。僕が一番欲しいものは僕から一番遠いところにある。一番高…

fool on the 夜

Mitski - My Body's Made of Crushed Little Stars毎晩お酒を飲む生活になってきた。そのくせアルコールには弱いので少量でべろべろになる。一人でいるとどうしていいかわからなくなる。その混乱が頻繁に訪れるようになった。捨ててもすぐに溜まる水。その水…

三十手前に詠むエピタフ

moonriders - DON'T TRUST ANYONE OVER 30 昨日の夜 ちょっとしたバーで彼女に言ったぼくはいなくなるよそして冬は 瞳に流れた「DON'T TRUST ANYONE OVER 30」 十代の頃、テレビで大家族の番組を見ていた。その家族の中に非行気味の高校生の男の子がいて、父…

ほらkeeps memories

The Rolling Stones - Fool To Cry - OFFICIAL PROMO 「ああ、あんた、あんた馬鹿よ。泣くなんて。馬鹿者だけよ、泣くのは。なんで泣くの、不思議だわ」http://neverendingmusic.blog.jp/archives/9078636.html 雨が降ると泣きたくなる。時には泣いている。…

みなごろしの緑

Phew - May日記。「今日は良い天気でしたね」で会話が終わることもしばしば。お互いミットを構えて待っているような感じだ。日が暮れて家に帰る。雲が流れているのを見て、まだちょっと焦ってしまう。陽だまりに光る林檎をかじる気になんてならない。 一人で…

夜空に十字架

十字架に帰ろう / 高石ともや (2016年)これは、日記です。散らばったパズルのピースみたいな。今日は5月の快晴でした。五月晴れとは梅雨の晴れ間に使う言葉だとさっき知った。知らないことは本当に知らない。みんなそうなんじゃないの?それにしても、緑が萌…

ミッドナイトラジオ

間違いない、約束しよう。間違いのない約束をしよう。よく考えろ。よくよく考えてみろ。ここから飛び降りるなんて無茶なことだ。そもそも馬鹿らしいことだ。ちょっと小さく見えたくらいで強気になってるのさ。現実と幻の境目で風邪を引きかけている。言わば…

おれの名前には血が通っている。おれは、名前と一緒に生まれた。おれにつけられた名前は一つしかない。誰かが勝手につけた名前でおれを呼んでもおれの血は躍らない。他者は他者の中の心地よい場所におれを居座らせたいのだ。違う。そうじゃない。本当の名前…

陽は高く 黄色い水仙 愛していたよ おれの鎖 かじった林檎 見つめ合ったら 溶け出した 遠くの山に 埋めてきた 星の悲しみ 歌が聞こえる 耳を塞いで あなたが見える 鼓動がにわかに わずらわしい ひとりの部屋で 火を囲む人 読みかけの本 ちぎれたしおり 真綿…

鏡の前で「おまえは誰だと」1000回問いかけてみても僕は気が狂わずに本当にひとりぼっちだと感じるだけだと思う

許せない気持ちが遠ざかったり近くなったり見え隠れしながら生きていくのだろう。僕はまるで銃口を溶接された鉄砲だ。そんなものになんの価値があるのか。作られた意味はなんなのか。自分のことが嫌いになる、それが一番嫌なことだ。心底くだらないことだ。…

彼女のつばさ

彼女はつばさを持っていた 白くやわらかな2枚のつばさ 彼女はどこへでも行けたのに 僕のとなりを歩いてくれた 僕らは夜空を見つめていた 言葉に何の意味があるのか 時には夜のしじまが2人を 1つに合わせて繋げてくれた どこまでも行こうよベイビー どこまで…

心になにも無いふりをするほうが難しいんだ

Father And Son - Cat Stevens (Original Video) 昼間に父の何気ない一言にめちゃくちゃ腹が立ってしまい、家を飛び出た。まるで不良少年のようなことをしてしまった。だけど僕の中に未だそんな未熟な少年が卒業出来ずに留まっているのもたしかだった。父の…

僕がいない

"おまえはな、考え過ぎなんだよ。ギターでやることってもっと単純なことなんじゃないの" 昔、そう誰かに言われたことがある。あまり行ったことのない街の路地裏を歩きながら。その頃どこへ行くにもギターを担いでいた。大して何にも考えていなかった僕は何と…

月の光

愛しかない。もう愛しかない。それより他ない。これからは愛しかない。ここから先には愛しかない。失うものも、得るものも、愛になる。目を閉じて、目が覚めたとき、ありのまま映る世界に充分になる。特別なことをしなくともその世界で事足りる。愛は開くし…

鈍色の季節の変わり目で 空と街とが溶け合った つながった世界を見た それは1つのピリオドで 僕の日記はそこで終わった 夢の中ではいつも鍵を無くしているから 心配しながら眠れない冬を送るだろう 明日には菜の花が咲き乱れ その黄色を目印に歩いていく ふ…

僕がよぼよぼのじいさんになったならば(風景)

86歳になる祖父が体調を崩したため入院した。昨日、父とお見舞いに行った。祖父はベッドに横たわり、以前より目が虚ろに見えた。認知症の症状も表れ始めてはいるが、意識はハッキリとしているように思う。入院とはいえ、86歳にもなるのだ。体調を崩さない方…

雨の日に思い出すうた(満鉄小唄)

台風12号が日本列島に上陸した。閉め切った窓の向こうで雨がびちゃびちゃと音を立てる。僕には雨の日に必ずと言っていいほど思い出すうたがある。こんな激しい雨降りでも思わず口ずさんでしまう。 ザ・ディランⅡ 満鉄小唄 「満鉄小唄」はいわゆる春歌(性風俗…

毎日僕は油絵の一番上 色とりどりの山のてっぺん どうやったって心はくたばらない 無限の気持ちが 僕の知らない星を知りたがってる 泳げなくても浮かんでる 僕の歩いてきた道を 時には不思議がるけれど やっぱりそれは僕が意図して歩いた道で この一筆に少し…

忘れないでいたい(2014)

綺麗すぎる夢を破いて そこから吹く色んなものが混ざった風を 純粋に受け止めたい そのとき感じたことを忘れないでいたい 人が行き交う道に寝そべって 犬や猫なんかと見ていた景色や人は とてもへんてこに見えたので とても面白く見えたので馬鹿らしくなった…

夕暮れの街(2014)

夕暮れの街 陽が落ちれば 通りに小さな灯が点るよ 空には白い一番星が見つけてくれと輝いている 夕暮れの街 帰り道で子供達がランドセル背負って はしゃぎながら走り抜けてゆく 男はひとり遠い目つき 「また明日ね」子供達は手を振ってる また明日へ僕は僕の…

ぼくはぼくのすべてをやって残りを祈りに使いたい

すべてが遠く冷たくなっていくようなこの感覚を拭えないのさ約束からも 力からも 眼差しから 形からもすべてが遠く冷たくなっていくようなこの感覚がすごく嫌いすでに通り過ぎた風景の残像であるような何年も前に録画したテレビ番組を見てるような透明なプラ…