悩ましいblue
誰か僕を解読してくれないか
より一層深くなるblueは僕を海へ還そうとしているみたいだった
それはまるで波打ち際で回り続けるほ乳類の死骸と無数のプランクトンたちであり
そこで溶けることのない人工物はたまらなく寂しがってるだろう
いずれはredがyellowと抱き合いながら東の空から現れる
だが僕には未だ解けずにいる問題があり目をそらすこともできずにいる
「それは間違いだ」という先生のセリフを更に「間違いだ」と指摘する先生が
延々と列を作っていて家族のことも生まれ育った場所のことも忘れてしまった様子
誰か僕を翻訳してくれないか
悩ましいblueにwhiteを混ぜたいよ
そう、それは簡単に言えば
もっともっと恋をしたいなとか
自分で素晴らしいと思えて誰かに素晴らしいと思われる音楽を作りたいとか
泣きたいときに涙を流したいしとか
そういうことなんだ
たったそれだけのこと