きみがぼくを教えてくれる

僕は僕を記録する係です

ふと一人になったとき君がところかまわず現れるので

僕はその時話している人のことや話の内容を忘れてしまう

やり場なく手を突っ込んだポケットから出てきた錆びたナイフ

いつか僕はこれを誰かに渡そうとしていたようだ

鏡の奥で僕じゃない誰かが笑っているのかな

声を殺した分だけ声が出なくなったりして

流行りの歌を無理して歌う

忘れた頃に思い出したくなる