きみがぼくを教えてくれる

僕は僕を記録する係です

レインレングス

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 雨は体にまとわりついてぼくを静めようとしている。体温はそれに反発するかのように痙攣し、不規則なリズムを打つ。住宅街にある知らない家の中から温もりを感じて、吐いた息がまるでピンク色に見えるような。誰かいまぼくの頭の中にあることを聞いてくれますか。雨は体にまとわりついてぼくを沈めようとしている。コンクリートにも隙間があるはずなんだ。誰もが違う人間だということをきみはどんな感傷で受け取る。しわくちゃのハンカチ。

 

ぼくは、ギターという楽器を弾いていてメロディという人を探している。メロディとぼくは血で繋がっている。同じ家で、同じ両親に育てられた。ぼくにはメロディが必要で、メロディにもぼくが必要なはずだ。