2017-09-11 ■ 詩 骨だけになった夏のお墓に涼しげな眼をした秋がやってきた秋は女で、3人の四季の誰のことも好きではなかった特に夏のことは頭が悪い男だと思っていたがいつも無邪気に笑っていた様子を思い出すとたまらなくなり、ここへきていたただ秋には何も言いたいことがなかったし、長く垂れた自分の上着が風に揺れるのをずっと見ていた