2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

悩ましいblue

誰か僕を解読してくれないか より一層深くなるblueは僕を海へ還そうとしているみたいだった それはまるで波打ち際で回り続けるほ乳類の死骸と無数のプランクトンたちであり そこで溶けることのない人工物はたまらなく寂しがってるだろう いずれはredがyellow…

僕が知ってる場所

夜の街を1人で歩くことは思い出すことに他ならないそうと分かっていて青い青い色に染められようと裸で歩く自分がいた僕の後ろには貧相なクエスチョンマークがくっついていて惚れ惚れするような立派なビックリマークを探していた僕は使い古した持ち物を捨てき…

わからないという言葉がぼくのすべてを隠してしまう

どうでもいいと言ってしまえばそこで終わってしまうから僕は1つの答えを出したい この街の隅っこで慣性の法則が退屈を上乗せしていくけど 僕が見たいのは作り上げられた画面越しのドラマじゃなく体液で語られるメッセージ 毎日眠りの中で良い夢を見られるな…

セヴンティーン

何もかもから抜け出したくていつも僕は出口を探して遠くへ行こうとしていた ギターケースに荷物を詰め込み、ロックンロールのバイクに乗って 通り抜ける住宅地では暖かい夢を見ている人たちがいたはずだ 僕は凍り付いた夢を舐めていた、けれど溶けた頃にはい…

寄り道いっぱいしていこう

光の輪/チューリップ これはいつかは終わる旅なんだと思った しかし悲しくはない それは我々の大事な共通点だから あの夜語り合ったことや、共に見てきた景色をつなぎ合わせれば 君が何者であろうと大した問題ではないのだよ 今はこうして流れる時間の上で…

宮沢賢治

「私は実験の過程であり私を実験する科学者でもある」宮沢賢治の本をめくっているときふとそんな言葉が思いついた銀河鉄道の夜の初期形にはありのままの宮沢賢治が立っているような気がした人一人には重すぎるものを背負ってなるべく笑いながら飛ぼうとした…