something

なにがあった なにかがあった 僕の心に 心の中で 得体の知れない生命が生まれ 己の意味を考え始めた 癇癪を起こしては暴れ 僕の内側を傷付ける 疲れてはいびきをかいて眠り 僕の眠りを妨げる なにかあった? なにかがあった?と 彼女は聞くけど 僕には説明のしようがなくて うん、なんにもないよ と言って 陰で胸を叩く「静かにしろ」 ただこの生命をどうして恨めるか 暗闇の中でただ1人 生まれて生きて 生きようとする 小さな僕の分身は 惨めだが 健気に見えた

グッドバイ

風の中には言葉があって

思いもよらない答えをくれる

疲れたのなら散歩しよう たくさん道はあるんだから

光の中には言葉がないから

思い煩う必要もない

疲れたのなら散歩しよう たくさん道はあるんだから

きみの前から消えたって

いなくなるわけじゃない

疲れたから散歩するよ たくさん道はあると思う

johnny

johnnyはロックが好きだから
死んだなんて言うのさ
ロックンロールは死んだふり
歌われる日を待ってる

きみが壊していいのは
きみを困らせるきみだけ
独りで生きてるわけじゃないと
johnnyは笑ってみせる


johnnyは彼が好きだから
気の毒なんて言うのさ
ロックンロールの自殺者も
愛する人に愛された

きみが壊した分だけ
きみは創られてゆく
独りで生きてるわけじゃないと
johnnyは笑ってみせる

johnnyはウソが下手だから
ひねくれたように言うけど
ロックンロールを聴きながら
少年のように微笑む


The Beach Boys - Friends

 

・君や僕が欲しいものは大体が結果論だ。だから力を抜くべきこと。
これがいつか終わる旅ならば寄り道をすること。


・僕、がやさしいのならば僕、がやさしいと思う人たちはやさしすぎる。
横断歩道を渡る時ですら神がつきますように。

・人から目をそらしたいときに月を見る。月は霊感を与えるという。
月を見てから月を美しいと思う。

teenager

すり切れた背表紙 息を切らしながら
ライ麦畑駆け抜けるホールデンくんが
「ほら、はやくつかまえて 時間がないんだ」
着の身着のまま飛び出して旅をしたい
でもぼく、ぼく、

失うものなんて大してないはずが
なんだか大切ななにかを持ってる気がしてる

teenager このままじゃ駄目だよね
そうだね それでも そんなに言わないで
teenager 嘘なんかじゃないんだよ
本当さ本当に本当のリアリティ

澄み渡る青空 まるでうわの空で
なんとはなしに見ていたらミスターレノンが
「ほら、想像してごらん 簡単なことさ」
気持ち1つで変わること
その気持ち1つがぼく、ぼく

teenager 消えないんだ想い出は
いつでも どこでも いまでも なにしても
teenager 好きだったあの頃の
あの子を この頃 今頃 思い出す

誰にも会いたくない 1人でいいはずが
なんだか特別な誰かに会いたい
誰かと話したい
誰かを探したい
誰かを待ってる
誰かに見つかりたいんだよ 

teenager このままじゃ駄目だよね
そうだね それでも そんなに言わないで
teenager 嘘なんかじゃないんだよ
本当さ本当に本当のリアリティ

あなたがたの意のままに そのままに 頭を地面にくっつけて 首が戻らない体勢 あらかじめそうであった形に成っていく 止まらない 毒を持った植物が 成長する もし もし 意味を持たなかったら そういう生き物がいたとしたら 命を奪って 無かったことにするのか 誰もいないところでなら 誓いを破るのか たやすく言い切るのか 言わなくていいんじゃないのか そうして俺を異端にするのか 除けるのか 利用していたのか 取り決めていたのか 目配せさえ俺にはわからぬと思っていたのか 消すのか その後普段通り2人で帰るのか 俺はいらなかったのか 聞こえないふりをするのか 

 

日付変更線 明日にむかって叫ぶがとどかない

あなたがたは1日を刻み遠のいてゆく

俺は腐り切った過去から滑り落ち ちょうどぴったりの形の穴に 落ちていく 音も無く