夜空に震える黒い旗

日記。生活の一番端っこに、ギリギリ掴まり飛ばされずにいる。という風に思い込んでいる。相変わらず自分をいじめるのが得意だなあ、と俯瞰した僕がさらっと言う。孤独が募れば募るほど、この世は己でいっぱいになる。どこへ行っても己がいるので、ほとほと嫌気がさしてしまう。けれどもそれだけじゃないってこと、もう充分知っている。相変わらず愚図ついてるなあ、と俯瞰した僕がさらっと言う。僕たちは、そろそろ一緒になるべきだ

 

希望を見出し続けることは出来たって、自分が救われるかもしれないという期待を、他人に寄せるべきじゃない。自分で設置した時限爆弾の爆破に、自分で落胆するようなもんだ。僕は自爆したい。その日を夢見てくすぶる夜更け。気持ち次第で黄金の夜明け

 

素晴らしい繰り返しなんて、この若さの中にない

 

暗くなる前に部屋の灯りを点けておこう。今度から、そうしよう。こぼした全部を拾いきれずに、眠くなっては縮こまる。夜空に、黒い旗が震えている。境目の無い真っ暗闇で、決して見えやしないのに、僕はたしかにそう感じる