虚しさがぼくの血を吸って

虚しさがぼくの血を吸って

味のないガムを噛み続け

吐き出せないまま夜になり

味気ない今日を飲み込んだ


虚しさがぼくの血を吸って

伸び切ったゴムをもてあそび

捨てきれないままポケットに

使えない心がちぎれた


ぽっかり空にあいた穴

夜でもないのに

ライクライクライクライクイクラ

暗い暗い暗い暗い暗い暗い.....


だんだん景色がいろあせる

だんだん景色がいろあせる

ときどきなぜだかそうなる

一度も望んだことはないけれど


虚しさが僕の血を吸って

どこかへ消えていくリアリティ

虚しさが僕の血を吸って

喜怒哀楽ならまだいい方で

虚しさが僕の血を吸って

風に舞う昨日の新聞紙

虚しさが僕の血を吸って

すべてが遠くて冷たくなる

虚しさが僕の血を吸っても