君が僕を知らなくても

・つらくなったら話をしよう。なんでもいいから話をしよう。少しでも多く共に時を過ごした人、好きな人、好いてくれている人。つらいことの話でも、まったく関係ない話でも。うまく話せなくても、思いつくままに。声に出すっていうのが大事らしい。相手に伝えるってことが大事らしい。怒りも悲しみもごまかせないらしい。生きていることは絶えず溜まっていくことのように思える。何もしないほどそうであるように思える。言葉は一人じゃ毒になる。そのような時がある。心臓が止まってしまうまで、この頭脳は考え続ける。話をするから自分がわかる。君が僕を教えてくれる。嫌なアイツもオレの鏡。おそらく僕も誰かの鏡。今日もいろんな話をした。前向きな提案を持ちかけた。そしたら昨日よりもおしゃべりになれた。スッキリしたぜ。


・死者はいつになれば成仏できるのだろう。アルプス山脈で5300年前もの間眠っていたアイスマンの霊魂は、未だ地上をさまよっているのだろうか。そんなアホな!去年はひいじいさんの三十何回忌とかだった。ひいじいさんも今頃地球が見えないほど天高くまで昇っているような気がするし、もういいんじゃないかと思うけど、おばあちゃんにとってはお父さんなわけである。気の済むようにやればいいね。夕飯前、仏壇までお供え物を持って行き、久しぶりに手を合わせた。

・友達からまったく連絡の来ない時期もあれば、立て続けに連絡が来る時期がある。あれはなんなんだろう。昨夜、久しぶりに電話をした。いろいろ音楽を教えてもらった。今日はその音楽を聴いていた。年々少しずつ、好きになる音楽の幅が広くなっていってるような気がする。わかる気持ちが増えたのかな。


Dion - Only you know